ジャニーズとNHKのいびつな共依存関係…今年も紅白5組出場、受信料収入に“影響力”
金を生み出すタレントに群がる体質は、民放よりもNHKに顕著かもしれない。19日、「NHK紅白歌合戦」の出場者が発表され、ジャニーズ事務所からはKAT-TUN、関ジャニ∞、King&Prince、SixTONES(ストーンズ)、Snow Manの5組が選ばれた。同事務所からはSMAPとTOKIOの2組しか出ない時期もあったが、近年は5組以上の出場が恒例になっている。
「ファン以外にはSixTONESやSnow Manは馴染みがないかもしれません。彼らは世間に浸透するようなヒット曲を飛ばしているわけでもないですし、ジャニーズ偏重と言われても仕方ないですよね」(テレビ局関係者)
■受信料を払わないと公開放送に参加できない
大量のジャニーズ起用には、NHK独特の事情が隠されているという。
「受信料収入の点から、狂信的なファンを持つアイドルの選出は重要なんです。NHKには紅白や『うたコン』などの音楽番組だけでなく、『ザ少年倶楽部』『ザ少年倶楽部プレミアム』というジャニーズ中心番組まである。これらは公開放送で観客を集めて行うため応募が殺到します。受信料を払ってないと当選できませんから、ファンは嫌でも納めますよね。ジャニーズのグループは、ドーム公演をしてもチケットを取れない人が出るほど集客力があり、全国各地に“金を払う”ファンを持っている。2015年にはデビュー35周年の近藤真彦が突然紅白のトリを取って唖然としましたけど、ジャニーズの言うことは無視できない」(前出のテレビ局関係者)