吉本興業がもくろむ「新・女子アナ天国」久代萌美、亀井京子両アナの共通項

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■背景にフリーアナ飽和

 背景には元局アナを取り巻く厳しい現状もある。

「かつては元キー局の女子アナといえば、セント・フォースに入るのが定番でしたが、それも変わってきており、アミューズ、ホリプロ、ソニーなど、大手事務所に移籍したり業務提携を結ぶケースも増えてきました。しかし局ではトップの人気を誇った女子アナでも、フリー転身後は必ずしも成功しているとは言い難い。若くて可愛い女子アナばかりが注目されがちで“賞味期限”が短いという現実もある。そうした中、自前のBS局を開設し、多数の番組の制作を請け負い、関連イベントも多い吉本興業は、確実に仕事があると考えられます」(前出の松本氏)

 今年4月に吉本と契約した久代アナはすでに大御所の西川きよし(75)のイベント司会を担当したのをはじめ、吉本関連へのイベントや番組の出演で“即戦力”として活躍している。

「吉本にとっても、他社のアナウンサーを使うより自前のアナの方が安上がりで、ウィンウィンの関係でしょう。今後さらに元局アナの吉本入りが続き“お笑い王国”と同時に“女子アナ王国”になる可能性はあると思います」(前出の松本氏)

 女子アナの「再就職先」として吉本興業がますます注目されそうな気配だ。

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