著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

「舞いあがれ!」ヒロイン福原遥が受け入れられる理由…やっとNHK朝ドラの日常が

公開日: 更新日:

 NHK朝ドラ「舞いあがれ!」がスタートして3週間。半年ぶりに心穏やかな朝を迎えられている。その思いは朝ドラ受けでおなじみ「あさイチ」の博多華丸・大吉、鈴木奈穂子も同じようで、前回とは大違い。コメントもノリがいい。3人とも嘘はつけないタイプと見た。

 ヒロイン舞を演じるのは福原遥(24)。子役時代、教育テレビ(現Eテレ)で「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」の主人公まいんちゃんを演じ、まいんちゃんの愛称で親しまれている。今回の役名が「舞」なのも、それを意識してだろう。

 ちなみに「福原遥」を検索サイトで調べたら最上位はなぜか「福原舞」。福原舞って誰? とクリックしたら「福原遥」に移動した。視聴者には「遥」よりも役名の「舞」が浸透しているもよう。これも人気ゆえのことだ。

 もっとも、それは舞の子役時代を演じた浅田芭路も同じこと。すぐに熱を出して学校も休む舞が、母(永作博美)の故郷、五島列島で転地療養。祖母(高畑淳子)との暮らしでさまざま学び、成長していく姿はほほ笑ましかった。

 昨今の朝ドラは子役の名演が続く。前作「ちむどんどん」も子供時代は好評だった。なので、今回の福原遥も密かに心配していたが、杞憂に終わってよかった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末