亡き松原千明さん追悼秘話 愛娘すみれに受け継がれた「母としての覚悟と矜持」
晩年はひきこもりがちも…
ハワイでは晩年、観光客でにぎわうワイキキビーチの喧騒から少し離れた閑静な住宅地に暮らしていた。近年は体調を崩し、部屋にひとり、ひきこもりがちとなり、元々多かった酒量がさらに増え、精神的に不安定な状態が続いていたそうだ。ビンテージマンションの敷地内で倒れているところを発見されての最期だったというが、すみれが昨年結婚、この春、長男に恵まれた吉報は何よりの喜びだったようだ。松原さんを知る芸能関係者は言う。
「コロナ禍で実現しませんでしたけど、出産に立ち会い、ケアしてあげたいと望んでいたそうです。日本の芸能界ですみれさんが活躍するのも喜び、すみれさんの橋渡しで石田さんとも再会し、和解していた。つらい出来事ばかりでは決してなかったと思いますよ」
美しく成長したすみれを青山氏は後年、直撃取材している。
「交際相手の男性と電車に乗って食事を楽しみ、お店から出てきたところでした。結婚について質問すると、動じることなく『このままうまくいけば』と笑って応えてくれたのです。結ばれたのは、このときのお相手ではありませんでしたが、つねに本音で語り、キラキラしている印象があった。どんなときも精いっぱい、全力で生きていこうという姿が、松原さんとダブってみえました」
母としての覚悟と矜持は、すみれに受け継がれている。