サッカーW杯「解説力」は本田圭佑の圧勝! NHK解説陣が束になっても勝てない臨場感
おかしかったのは本田が選手をさん付けで「三笘さん」と呼んでいることで、本田なりの理由があるらしい。
この日、地上波の放送はNHKだった。スタジオには中村憲剛と武藤嘉紀、現地の解説は井原正巳と福西崇史、同ゲストは中澤佑二と元日本代表監督の西野朗というメンバーだった。NHKはW杯のために中村らの他にも佐藤寿人、播戸竜二らも抱え込んで、戦術、フォーメーションなどを中心に解説している。
しかし、戦術などを理解できるファンはある程度限られるし、多くはサッカーの醍醐味を見たいと思っている人だ。まして今大会から交代枠が3から5に増え、フォーメーションなどは流動的で見慣れた人でも戸惑うシーンが多い。それなのに、システム変更などをボソボソとコメントしているから躍動感がない。
NHKの解説陣らが束になってかかっても本田の圧勝! 役者が違っている。27日のコスタリカ戦もABEMAに期待したい。
(文=峯田淳/日刊ゲンダイ)