妻夫木聡「Get Ready!」は《中二病日曜劇場》? ブルーリボン賞効果で視聴者の再獲得なるか
「ある男」で妻夫木は、名前も過去も変え、別人として生きた“ある男”の正体を追う主人公の弁護士・城戸を演じている。
「怪優・柄本明さんと対峙するシーンがあり、柄本さんの“動”の演技に対して妻夫木さんは“静”。それでも抜群の存在感を醸し出していて、あのシーンだけで、城戸という男の多くが理解できるようだった。一転して『Get Ready!』の“エース”こと波佐間はクセのある役ですが、ノッているところで日曜劇場の主演。今後もきっといい演技を見せてくれると期待しています」(エリザベス松本氏)
安定した視聴率を誇るTBS日曜劇場だが、山﨑賢人(28)主演の前作「アトムの童」は放送途中から《脚本が幼稚》《音楽だけで盛り上げようとしている》なんて声が増え、途中離脱した視聴者も多かった。
「日曜劇場の主演として山﨑さんは少し若すぎたかも。日曜劇場を明日の活力にしようと楽しみにするアラサー、アラフォー世代は多いですから、主人公の年齢が若すぎるとドラマに入り込めないのかも。その点、妻夫木さんは40代ですし、なによりアンチが少ない。共演者も豪華で、『Get Ready!』は《見たいな》と思わせる仕掛けは十分かと」(制作会社関係者)