著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

愚かさを武器にディーン・フジオカは未知の世界を放浪し続ける

公開日: 更新日:

「たぶん答えは愚かさ」
ディーン・フジオカNHK「99Q」7月31日放送)

  ◇  ◇  ◇

 日本語、英語、北京語、広東語、インドネシア語と5カ国語を操るマルチリンガルで、俳優としては香港、ミュージシャンとしてはインドネシアを拠点に活躍し、日本に“逆輸入”され、大ブレークしたディーン・フジオカ(42)。彼が番組で「海外挑戦に何が必要だったか」を問われ、答えたひと言が今週の言葉だ。

「新しいところに行って新しい言語でやるって、自分のアイデンティティーを1回ぶっ壊して、もう1回作り直すみたいな過程になるから。それを何度もやるって結構愚かなことなんだよね。勇気とかじゃなくて、たぶんバカなんだなって」と続けた。

 そんな彼が、最初に挑戦した海外はアメリカだった。高校卒業後、シアトルに留学。父がよく海外出張して外国の映画や音楽のソフトを買ってきてくれていて、海外に興味があったことや、ITをアカデミックに学ぶならば、アメリカだと思ったといった理由もあった。しかし、何よりも大きかった理由が「花粉症がひどかったから」(TBS系「人生最高レストラン」2022年1月22日)。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末