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ラリー遠田お笑い評論家

1979年、愛知県名古屋市生まれ。東大文学部卒。テレビ番組制作会社勤務を経てフリーライターに。現在は、お笑い評論家として取材、執筆、イベント主催、メディア出演。近著に「お笑い世代論 ドリフから霜降り明星まで」(光文社新書)などがある。

エルフは“ギャルマインド”で日本を明るくする「THE W」ファイナリスト

公開日: 更新日:

 最近ではコスメブランドのプロデュースを手がけたり、ピーチ・ジョンのモデルを務めたり、芸人の枠を超えてモデルのような仕事もしている。

 芸人志望だった荒川は養成所でボーイッシュな外見のはる(27=同(右))と出会い、エルフを結成。もともとギャルファッションは好きだったが、芸人の世界ではそういう部分を出してはいけないと思い込んでいたため、結成当初は当たり障りのない服装でネタをやっていた。

 だが、試しにギャルのキャラクターを出してみたところ、その方が観客の反応も良く、周囲からの評価も高いということに気付き、徐々にギャル要素を強く出していくようになった。

 キャラクター先行型の芸人と思われがちだが、エルフはネタにも定評がある。荒川のギャルキャラを生かした漫才もコントも面白く、昨年末の「女芸人№1決定戦 THE W」では準優勝を果たした。

 最近では相方のはるにも注目が集まっている。恋多き女として、大阪王将でのバイト時代に交際中の社員と駐車場でキスをしていたエピソードを番組で披露して、司会の東野幸治を喜ばせたこともあった。

 年始から何かと暗いニュースが多いが、エルフの2人にはギャルマインドで日本を明るく盛り上げていってほしい。 

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