どの役を演じても滑稽さがにじみ出る 岡部たかしの「おもろい」人生
「お笑いから役者さんもやってヨガやるって、(片岡)鶴太郎さんと同じだなって(笑)」
(渡辺江里子/フジテレビ系「ボクらの時代」8月11日)
◇ ◇ ◇
芸能界には、意外な関係性があることが少なくない。お笑い界と俳優界、活躍する場は違えど、ともに“遅咲き”のブレークを果たしたという共通点のある阿佐ヶ谷姉妹と岡部たかし(52)も、その一組だ。彼らは実は、劇団東京乾電池の研究生時代に同期で「えりりん」「きむみほ」「おかっち」と呼び合う間柄なのだ。
岡部は役者活動と並行して浅草の東洋館でピン芸を披露したり、演劇ユニットでコント公演にも参加したり。お笑い系の舞台にも挑戦し、現在はヨガに週3~4回通っている。そんな岡部の経歴を阿佐ヶ谷姉妹の渡辺江里子が評して語ったのが、今週の言葉だ。
もともと岡部は役者になるつもりなんてなかった。地元・和歌山で普通に就職したが、その職場が厳しく、何より面白くなかった。なにか面白いことをやりたい。そんな時に見たのが東京乾電池の公演だった。それまでの演劇のイメージとは違い、聞こえないような小さな声でしゃべりながらも笑える。なんでこんなに面白いんだろうと興味を持ち、東京乾電池の研究生に応募、役者の道を進み始めたのだ。