勢いづく70代 ED治療薬が「シニアの性」を一変させた

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 これまでもたびたび、老人ホーム入居者の闊達(かつたつ)な性問題に言及してきた。実際、高齢者の性欲について目を見張る実例を示してみよう。

■ホテル街を闊歩する高齢者と若い女性のカップル

 東京・JR池袋駅の東口、北口の歓楽街通りに、1時間2800円~といった格安なラブホテルが多く点在している。夜といわず、真っ昼間から、若い男女を追うように、おじいちゃんと孫のような若い娘のカップルが、玄関から堂々と入っていく。

 同じく、同地域で店を開いている寿司屋風居酒屋。とくに金曜日の夜などは、親子とは違う、孫娘とも思えない年の差激しい男女連れが、客の半数を占めることも珍しくはない。

 若い女性の登録者数がホテトル、デリヘルなど100人を超えるという池袋の風俗店経営者がこう言う。

「若い娘の供給は飽和状態だが、需要が少ないね。若い男たちは元気でも遊ぶ金を持っていない。ところがここ4、5年、“まだ立つの?”と思われる高齢者の客層がにわかに増えてきた。東京・吉原でソープランドを経営している私の知り合いも、お客に年寄りが多くなったと。これは、たぶん、ED治療薬の効果も影響していると思うよ」

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