タレント 麻木久仁子(52)さん 乳がん ㊦

公開日: 更新日:

 4年前、脳梗塞に。その後、婦人科系を含めた定期健診で思ってもいなかったことを医師から告げられた。

 乳がんの検査で呼び出され、紹介先が「国立がん研究センター」だというので私も驚きました。自覚症状はゼロ。痛みもしこりもありませんでした。でも、それなりの確証をもっていなければ先生もがんセンターを紹介しないはず。紹介状を書いていただきながら、「ああ、私はがんなんだな」と思いました。

 先生も70~80%は確信があったんじゃないでしょうか。でも、「がんなんですか?」と問うと、「左は乳腺症かもしれないけど、右は……」と。確定診断が出るまでは、「がん」と言い切ることはありませんでした。

 国立がん研究センターで調べると、左右両方の乳房にがんがありました。まだ初期で、乳腺の中にある状態。これが破裂すると「浸潤」と言って乳腺に根を生やし、乳房にしこりをつくるのですが、その前段階でした。

 治療方針は、がんの切除手術と放射線治療とホルモン療法。5年後の生存率も95%以上ですから早期発見で本当によかったと思いました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上智大は合格者の最大40%も…2021年から急増した「補欠合格」の現状

  2. 2

    慶応幼稚舎の願書備考欄に「親族が出身者」と書くメリットは? 縁故入学が横行していた過去の例

  3. 3

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  4. 4

    赤西仁と田口淳之介が始動…解散した「KAT-TUN」元メンバーたちのその後

  5. 5

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  1. 6

    人間の脳内のマイクロプラスチック量は「使い捨てスプーン」サイズ…8年前より1.5倍に増えていた

  2. 7

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  3. 8

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  4. 9

    トランプ大統領が大慌て…米国債の「金利急上昇」は何が大問題だったのか?

  5. 10

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”