ニューヨークのデブラシオ市長は、アルコール依存症だった父親が自殺し、娘もつい最近、薬物依存とうつ病から回復したばかりであることを公言。夫人も自ら市の「心の健康プログラム」を率いています。今後25万人のニューヨーカーを「心の健康救急隊」として訓練、公立学校には100人の心の健康コンサルタントを配置し、400人の医師を「心の健康医師軍団」として組織する計画です。
ファーストファミリー自らが先頭に立って進める心の病との闘いに、市民は大きな期待を寄せています。
▽シェリーめぐみ ジャーナリスト、テレビ・ラジオディレクター。横浜育ち。早稲田大学政経学部卒業後、1991年からニューヨーク在住。