【変形性膝関節症】女子高時代のバスケットボールが遠因

公開日: 更新日:

 自宅近くにある主治医のクリニックで診察を受けたところ、病名も告げられないまま、老齢の院長から膝に太い注射を刺された。

 洗面器1杯分の黄色っぽい水を抜き取られ、医師から、「もうバスケをやめなさい」と忠告を受けてしまう。しかし、せっかく勝ち取ったレギュラーから外されたくはない。膝の病気を内緒にしながら部活動を卒業まで続けた。

 その間、2週間に1度のペースで通院し、毎回、膝から注射器3本前後の水を抜き取っていた。

 大学時代はスポーツから遠ざかり、やがて結婚。膝の痛みもいつの間にか消えてしまった。

 膝の痛みが再燃したのは、母となった後の40代半ばから。長く歩くと激痛が走るようになった。しかし、日常生活にはそれほどの支障はない。痛み止めの薬や湿布薬を貼って済ませていた。

 50代後半で同居する父親の介護が始まると、「変形性膝関節症」が急速に悪化する。

 体重65キロの父親を入浴させる。ズボンのはき替えや肩を貸したトイレへの誘導など、そのたびに、両膝に力が入った。痛みが走る膝を守るために、腰に過度の力を入れ、今度は「椎間板ヘルニア」を併発した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトB悪夢の本拠地3連敗「2つの敗因」…26イニング連続無得点よりも深刻なチーム事情

  2. 2

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 3

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  4. 4

    3人の婚外子…菊川怜の夫・穐田誉輝氏“暴かれたスネの傷”

  5. 5

    ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

  1. 6

    橋本環奈のパワハラ疑惑のこと? 嵐・二宮和也の正月番組のワンシーンが視聴者の間で物議

  2. 7

    橋本環奈《山本舞香と友達の意味がわかった》 大御所芸人に指摘されていたヤンキー的素地

  3. 8

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  4. 9

    夏菜の二の舞か?パワハラ疑惑&キス写真で橋本環奈に試練…“酒浸り”イメージもそっくり

  5. 10

    いまや大谷ドジャースこそ「悪の帝国」だ…カネ&人気&裏技フル活用でタンパリング疑惑まで