【脊椎脊髄病外来】第三北品川病院整形外科(東京都品川区)

公開日: 更新日:

「側弯症は脊椎が横にカーブする疾患で、思春期の女子に多く、軽症を含めると有病率は100人に1人といわれます。原因不明の特発性が約8割を占めます。このような“脊柱変形”は、加齢による『変性側弯』『神経筋性側弯』『先天性側弯』『神経線維側弯』などでも起こります。ですから、脊柱変形全般の診療にも特徴を出していきたいと考えています」

■夏からは最新機器を使った側弯手術がスタート

 現在、側弯症の治療を受けているのは、5~18歳の約30人。

 治療は、弯曲が25度以上45度未満では装具をつけて矯正し、弯曲が45度以上になると手術を検討する。背骨をスクリューとロッド(金属製の棒)で固定して矯正するのだ。手術の適応は全体の1割程度という。

「今年の夏休みシーズンから最新機器を使った手術を始める予定です。それは『O―arm(オーアーム)ナビゲーションシステム』といって、手術中にリアルタイムで透視画像や3D画像を撮影できる装置です。この機器を使うことで、これまで以上に正確な位置を確認しながら手術を行うことができるのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ