【脊椎脊髄病外来】第三北品川病院整形外科(東京都品川区)

公開日: 更新日:

 側弯症の手術では、スクリューを10本くらい挿入する必要がある。

 従来の手術では、1本挿入するたびにポータブルエックス線装置で確認していたので、医師や看護師の被ばく量も多かった。それが、最新機器では2~3回の撮影で済む。医療者は被ばくすることなく、患者の被ばく量も少ないという。

「O―armを導入したのは今年3月なので、当外来での使用は、いまのところ頚椎の固定手術の3例です。しかし、東京女子医大では4年前に導入しているので、スタッフは既に扱いに慣れています。椎弓根スクリューを挿入するすべての脊椎手術などに使用できるので、今後は適応となる脊椎脊髄病や骨盤骨折などの手術にもどんどん活用していくつもりです」

 国内でO―armを導入する施設は、現在50カ所弱。十分に稼働している施設はまだ少ないという。

 同病院では、大学病院と同等の「安心・安全・確実」な治療が受けられるというわけだ。

<データ>
 公益財団法人河野臨床医学研究所の付属3医療施設のひとつ。
◆整形外科スタッフ数=常勤医師6人、非常勤医師4人
◆年間初診患者数=約4000人
◆年間手術件数=約500件(うち脊椎脊髄手術約150件)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ