切れた靱帯放置で歩行困難…ブル中野さんは膝手術前も壮絶

公開日: 更新日:

 決定的な打撃は、12年にフェードアウトしていたプロレスの引退試合が決まったことです。実は結婚して太った後、テレビ番組のダイエット企画があり、65キロをキープしていました。でも現役当時の体に戻すため、無理やり100キロ近くまで太りました。それが最後、もう痩せたくても痩せられない体になってしまったのです。

 当時45歳。膝の痛みがピークを迎え、走ることはもちろん、階段を上れなくなりました。それでもお店に出て、立ちっ放しで接客する日々。そのうち、夫に支えられなければトイレにも行けない状態になりました。

手術で胃の大きさを10分の1に

 47歳になって病院へ行くと、人工関節の手術を勧められました。でも「かなり痩せないと手術できない」とのことでした。自力でのダイエットは無理だったので、胃を10分の1にする腹腔鏡下胃スリーブ切除術をすることになりました。胃を細くして10分の1の容量にしたのです。

 入院は3日間でしたが、半年間はほぼ寝たきり。ペットボトルのキャップに入れたわずかな水も吐き出すほど、何も受け付けませんでした。点滴で生き延び、ゼリーのような半固形物が食べられるようになったのは術後約1カ月目。100キロほどあった体重が見る見る減っていきました。人によってはこの手術でも痩せられない人がいるらしいのですが、私は思った以上に手術の効果があったので、人工関節にする必要がなくなったのです(笑い)。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カブス鈴木誠也が電撃移籍秒読みか…《条件付きで了承するのでは》と関係者

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  4. 4

    薬物疑惑浮上の広末涼子は“過剰摂取”だったのか…危なっかしい言動と錯乱状態のトリガー

  5. 5

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  1. 6

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  3. 8

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  4. 9

    松田聖子は雑誌記事数32年間1位…誰にも負けない話題性と、揺るがぬトップの理由

  5. 10

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ