中途失明原因の第1位 緑内障になりやすい「7つのタイプ」

公開日: 更新日:

■視力・眼底検査だけではわからない

 そもそも人が物を見るには、物が発するか物に反射した光が目の中に入り、目の奥の網膜上で像を結ぶ必要がある。その光の刺激に網膜の細胞が反応して電気信号が発生。100万本の神経線維が集まってできた視神経を通って脳の後頭葉視覚中枢へ伝わり、脳で「見た」と認識する。

 緑内障になると、眼圧が高くなることで視神経が障害されて神経線維が徐々に減少。欠損した線維が担っていた部分の視野が失われていく。

「眼圧は目の中の水分である房水の量で調節されており、房水は角膜の隅にある出口(隅角)から流れ出ていくようできています。しかし、隅角が詰まったり狭くなったりすると、房水が流れづらくなり、眼圧が上昇。視神経の出口である視神経乳頭が圧迫され、視神経が障害されて視野が欠けていくのです」

 緑内障は生まれつき隅角に問題がある発達緑内障の他に、他に原因があって眼圧が上がる続発緑内障、他に原因がない原発緑内障に大別される。原発緑内障はさらに隅角が狭い閉塞隅角緑内障と、隅角が広い開放隅角緑内障に分かれる。日本人を含めたアジア人は開放隅角緑内障が多いとされ、正常眼圧緑内障もそのひとつとされている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末