重大病の可能性…声の“しわがれ”や“かすれ”は危険なサイン
近年、日本では性感染症の梅毒が増加傾向にある。国立感染症研究所が11日に発表した内容によると、2018年の患者数速報値は6923人で、前年より約1100人増え、48年ぶりに6000人を超えた。
「梅毒へ感染すると大動脈瘤のリスクが高まる。そして大動脈瘤が大きくなると反回神経に影響して声がかすれる」
声の出し過ぎも嗄声の原因になると前述した。ところが、声を出さないでいることによる嗄声もある。
「機械を使わなければサビるのと同じイメージです。声の酷使か、あるいは使わないことが問題かを正しく見極めて、後者であれば、声を専門とする言語聴覚士の指導のもと、正しい声の出し方を身に付けなくてはなりません」
声の変化は、耳に聞こえるからこそチェックしやすい。聞き落とさないようにしよう。