薄毛や抜け毛は「ゴースト血管」が原因 改善のポイントは

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「ゴースト血管化すると、体の末端への血の巡りや新陳代謝が悪くなり、末端の細胞まで酸素や栄養を届け、老廃物を回収するという働きができなくなります。毛細血管から血液成分が漏れやすくなり、慢性的な炎症状態にもなる。そのため、見た目も老いが目立つようになり、内臓機能が低下して不調が生じるのです」

■ながら運動で血流を上げる

 もし該当するようなら、対策だ。血管のゴースト化を防ぐには、「血管力」を上げること。

 そのためには、①血液の質を上げる②どう食べるか③血管をしなやかにする④自律神経のバランスを保つ⑤血流をアップする⑥下半身を鍛えて血流を上げる⑦血管に刺激を与える⑧ぐっすり眠って血管を修復する⑨「Tie2(タイツー)」を活性化する――が必要だという。

「タイツーとは血管内皮細胞に発現する分子です。毛細血管の壁細胞からはアンジオポエチン1という分子が分泌されていて、これがタイツーを活性化させ、血管内皮細胞同士の接着を誘導し、血管力を上げる。ところが加齢とともにアンジオポエチン1が分泌されにくくなり、さらに高血糖による酸化ストレスなどでタイツーが活性化されなくなる。それがゴースト血管を招くのです。アンジオポエチン1と同じ働きをする物質を摂取して、タイツーを活性化させれば、ゴースト血管の改善が期待できる」

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