漢方薬を安心して使うためには正しい知識を身に付ける
また、誤った知識によって不適切な使用をするのも問題です。実際、薬剤師が「メーカーによって、同じ漢方処方名でも成分の種類や量が違う」場合があることを知らず、処方されていたメーカーとは別のメーカーの漢方薬を患者に出してしまった事例も報告されています。薬の専門家でもこうした間違いを犯してしまうくらいですから、一般の方が誤った知識やイメージを持っていてもおかしくはありません。
漢方は処方箋がなくても購入可能なものもあります。ですから、知識を身に付けることは薬を選ぶ上でも重要です。漢方薬を安心して使うためにも、漢方を正しく知ってもらいたい。次回から詳しくお話ししていきます。