同じ葛根湯でもメーカーでエキス量に2倍の差が出ることも
次に組成が異なる例として「補中益気湯」を見てみます。オースギやクラシエは黄耆、人参、白朮、当帰、陳皮、生姜、大棗、柴胡、甘草、升麻の10種類で構成されているのに対し、ツムラの製品は白朮↓蒼朮に、本草の製品は生姜↓乾姜に代わっています。
これらの差がどのくらい効果の差を生むかどうかまでは、はっきりしていません。しかし、この微妙な差によって「自分に合う、合わない」が生じる可能性もありますので、知っておくとよいでしょう。