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永田宏長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

大腸がん<8>治療の進歩で5年生存率はどれだけ改善されたか

公開日: 更新日:

 このように、ステージⅠ~Ⅲまでは5年生存率にそれなりの改善が見られますが、ステージⅣは厳しい数字になっています。数字上は0・5ポイント。統計上の誤差があるにしても、大きく変化なしと言ってもいいでしょう。

 ただし、10年の時点では、ステージⅣの抗がん剤治療はまだ2段構えでしたし、使える薬の種類も、さほど増えていませんでした。

 現在の5段構えの治療がどれだけ威力を発揮するか、分かるのは最短で5年後です。大きな改善を期待したいところです。

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