トレーニングで克服 谷隼人さん語る椎間板ヘルニアとの闘い
その後は、先生の教えを守って毎日自分でトレーニングをしました。通院は徐々に減り、いつしか全く行かなくなって5年ぐらい経っていたでしょうか。また腰から右足にかけて激しく痛み、歩行困難になりました。それがつい2~3年前の8月中旬です。
わらにもすがる思いで市川先生に連絡を入れ、緊急で施術してもらったらウソのように改善(笑い)。診断は「座骨神経痛」でした。先生によると「貯金がなくなってる」とのこと。やはり、自主トレだけでは限界があると感じました。先生がかけてくれる負荷が大事なのだと思い、その後は月1回、今でもお世話になっています。
ずっと体は鍛えていたし、大抵の体調不良は自己回復力で治してきたので、何日も治らない腰痛にはほとほと参りました。ある程度の年齢がくれば、いろいろな不調があるでしょうから、ビクビクすることはありませんが、だからといって過信もよくない。頑張りつつも不調をなめずに、ときには医療機関を頼ることも大事だと、ヘルニアを経験して思うようになりました。
(聞き手=松永詠美子)