片足立ちで靴下がはけない人は…将来の「寝たきり」リスク大
ロコモ度1~3は病名ではないので、すぐに医療が必要とはならないが、ロコモ度に応じて、「なぜその状態が起こっているのか」を調べることは重要だ。
運動器の病気では、骨粗しょう症、骨折、変形性関節症、変形性脊椎症、神経障害、サルコペニアなどがあり、運動器の痛み・能力の衰えが関係していることもある。それらに対し、運動・リハビリテーション、投薬、手術などを行えば、転倒・骨折を防げ、要介護になるのを回避できるかもしれないのだ。
具体的には、ロコモ度1であれば、転倒防止につながる運動やタンパク質・カルシウムを十分に含む食事。ロコモ度2であれば、痛みがある場合は運動器疾患を発症している可能性があるので整形外科の受診。そしてロコモ度3であれば、移動機能の低下のため社会参加が制限されている状態。今後、自立できなくなるリスクが高いので、早めの整形外科専門医の診療・治療が必要だ。
ロコモは40代から始まる。靴下を立ったままはけなければ、ロコモ度がいくつかチェックするべきだ。