米国名門大教授が指摘「Zoom疲れ」の4つの原因と対策
【Q】新型コロナ感染症対策で「テレワーク」するようになってやたらと疲れるようになりました。何が原因でしょうか?
【A】同様の質問を最近、当院の患者さんから聞かれました。調べてみると米国の名門大学「スタンフォード大学」のバーチャルヒューマンインタラクティブ研究所が「ズーム疲れの原因に関する理論的議論」と題する論文を発表しています。Zoomに代表されるウエブ会議を長時間使うことの心理的影響とその対処法が書かれています。質問者の答えにもなるかと思います。紹介しましょう。
同研究所のジェレミー・ベイレンソン教授によると、疲れの原因は4つあると言います。
ひとつは「視野の多さと顔サイズの大きさ」です。Zoomでは誰もが常に全員を見ていますし、自身も見られています。つまり、人によっては普段とは異なり自分に向けられているように見える視線の量が劇的に増えている状態が続きます。多数の人に見つめられることは、人間にとって恐怖の原因なのだそうです。