古谷彰子
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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

ルバーブは食物繊維が多く低エネルギー 糖尿病の人は夜に食べたい

公開日: 更新日:

 ルバーブは、フキやセロリのように大きな肉厚の葉、赤やピンクの茎、独特の強い酸味が特徴的な野菜です。野菜と言いながらも調理法がほぼ果物と一緒のため、米農務省(USDA)では果物に分類されていたりする面白い食材といえます。爽やかな香りも独特で、エルメスでもルバーブを使った香水が出ているほどです。

 海外では日常的に食べられている野菜ですが、日本ではまだなじみがなく、現在、ルバーブを栽培している農家も国内に100軒ほどだそうです。暑さや日当たりに弱く寒い土地を好むので、北ヨーロッパやイギリス、北米といった北の地域で栽培され、日本では北海道や長野で多く収穫されます。

 砂糖で茎を調理してジャム、パイ、タルトなどにして食べることがほとんどで、甘いルバーブパイはイギリスや北米の伝統的なデザートです。そのため、ルバーブを「pie plant(パイの植物)」と呼ぶことも。また乾燥した根は、日本では別名「ショクヨウダイオウ(食用大黄)」とも呼ばれ、漢方として使用されています。漢方名はダイオウとして扱われており、便秘やそれに伴う腹部の膨満感などに効果的だそうです。

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