著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

運動しなくてもイメトレで筋肉は鍛えられる 大事なのは意識

公開日: 更新日:

 もちろん、中にはムキムキになってマッチョな体を手に入れたいといったシンプルな動機もあると思います。

 冒頭では、ジムに通うさまざまなメリットを紹介しましたが、筋肉を鍛えたい方にも、ぜひ知っておいて損のない科学的エビデンスが存在します。特にジム通いは、とても根気のいるアクションでもありますから、なかなか腰が上がらない人にオススメです。

 それこそが「運動をしなくても筋肉は鍛えられる」という米オハイオ大学のクラークらのエビデンス(2016年)です。

 クラークらは、29人のボランティアを募集し、1カ月間手首に整形外科用のギプスを固定してもらいました。その上で半数に対して、毎日約10分、週5日のペースで、固定された手首の筋肉を曲げようとする精神的なイメージトレーニングを行わせたといいます。

 1カ月後、イメトレをしていた半数と、していなかった半数を比較したところ、前者の方が良かったといいます。後者に比べ、実に2倍ほどの手首の筋肉を誇っていたそうです。また、カナダのビショップス大学の研究でも、オーディオCDを聞いて、週に3回筋トレを行っているとイメージしてもらったグループに、24%の筋肉増加が見られたといった報告があります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末