この冬こそ、コロナとインフルエンザのW流行リスク…受験家族はどうするべきか
「ワクチンには感染予防効果だけではなく重症化予防効果があります。感染しても発熱などで受験会場に行けないといったことが起きないようにする上で、ワクチン接種は有効な手段と言えます。10代を含め、多くの人は新型コロナワクチン接種を経験済みですので、そのときの副反応がよっぽどひどかった人は別として、接種することの効果の方を期待して打っていいのではないでしょうか」
南半球では経験したことがないインフルエンザウイルスが流行した。そのため、日本を含む北半球では、用意したインフルエンザワクチンの効果が十分でない可能性がある。
それでも、インフルエンザワクチンも打つことを岩室医師は勧める。
「予想したインフルエンザウイルスが流行する可能性もありますが、接種に問題がない、と考えられる受験生や同居家族はインフルエンザワクチンも打っておいた方がいいでしょう」
■マスクは屋外でも着用したい
マスクは、万が一誰かの飛沫を浴びることを想定して、自宅を除いて公共交通機関はもちろん、受験会場、教室など室内でも着けておいた方がいいと岩室医師は言う。