血液サラサラ薬を飲んでいるなら、ちょっとした頭の打撲も要注意 すぐにCTで検査をと医師

公開日: 更新日:

「それも大半が自宅での転倒です」

 ただでさえ高齢者の転倒は寝たきりにつながりかねないのに、抗血栓薬服用の人が転倒による頭部外傷で脳内出血を起こしたら、寝たきりはおろか、そのまま死に至る可能性がある。

「さらに抗血栓薬を服用している人は、『トーク(話す)&デテリオレイト(悪化する)』も有意に多い。これは、転倒した直後は元気で話もできているのに、しばらくすると意識障害や麻痺が出て昏睡状態になっていく現象です」

 抗血栓薬を服用している人が押さえておくべき点は次の3つだ。

【軽く頭を打っただけでもすぐに病院へ行く】

 前述の通り、「トーク&デテリオレイト」が起こりうることも考えられるので、なんともなくても脳神経内科や脳神経外科がある病院をすぐに受診し、CTで脳内出血がないかを調べてもらう。

【転倒しないようにする】

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」