堀田秀吾
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堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

飼い主と犬は性格が似る のんびりした人の愛犬はのんびり傾向

公開日: 更新日:

ペットセラピー」という言葉があります。これは、「動物と触れ合うことで“幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンが増える」ということが科学的に立証されているので、動物と触れ合うことで気持ちを落ち着かせる、リラックスする--そうしたセラピーをペットセラピー、あるいはアニマルセラピーと呼んでいます。

 欧米諸国ではアニマルセラピーが医療行為として信頼・認知されており、ペットと共に働く社会が受け入れられています。その一方で、日本ではペットに対する理解こそ深まっているものの、動物を活用した医療(動物介在療法)への理解が足りません。

 読者の皆さんの中にも犬を飼っているという方は多いのではないでしょうか。犬を飼っている方ならピンとくると思うのですが、何となく愛犬が自分に似ていると感じる瞬間……ありませんか?

 たとえば、マリー・アントワネットの愛犬がパピヨンだったり、具志堅用高さんの愛犬がボクサー犬だったり、飼い主と愛犬はどこか類似性があるから不思議です。

 関西学院大学の中島が行った研究(2013年)に、「犬と飼い主の顔が似ている」ことを指摘したものがあります。

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