落語家・笑福亭笑瓶さん死去「急性大動脈解離」は致死率が高い…専門医が解説

公開日: 更新日:

 落語家の笑福亭笑瓶(本名・渡士洋)さんが22日午前、急性大動脈解離のため死去した。66歳だった。

 べっ甲メガネがトレードマークだった笑瓶さんはバラエティー番組などで活躍。ウィッキーさん、「魔法使いサリー」のよしこちゃんのモノマネで人気を博し、情報番組「噂の!東京マガジン」(TBS系)のレギュラーとしてもお茶の間で親しまれた。

 入院などで療養していたわけではなかったというが、笑瓶さんは2015年12月にもゴルフのプレー中に急性大動脈解離を発症して救急搬送され、約2週間入院したことがあった。どんな病気なのか。東邦大学名誉教授で循環器専門医の東丸貴信氏は言う。

「大動脈解離は体の中心にある大動脈が裂けて剥がれる病気で、突然、解離が生じる急性大動脈解離では突然死を招くことも少なくありません。解離の場所により2つに大別され、心臓に近い上行大動脈が裂けるA型、胸部の下行大動脈から腹部にかけて解離するB型があります。A型である胸部大動脈解離は、発症後48時間以内に50%、1週間以内に70%、2週間以内に80%の高率で死亡するといわれています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ