料理も掃除も洗濯もしてもらえて生活は楽になったけど…
K子さんと知り合って4年が経った頃、女性は就職で上京しており、帰省のタイミングで久しぶりにK子さん宅を訪れたところ、表札が外されていました。
慌てて隣近所の人に聞きに行くと、「80歳過ぎて1人暮らしをさせておくのは心配だからと、甥っ子さんが施設に入れたみたい。私も時々会いに行っているんだけど、すっかり変わってしまって」とのこと。
教えてもらった施設を訪ねると、確かにK子さんはいました。しかしあんなにアクティブだったK子さんが何をするでなく無表情でぼーっと座っており、髪はボサボサ。施設の職員は親切そうで、3食付き、掃除・洗濯もしてくれ、楽はできそうでしたが、女性は「複雑な気持ちになった」といいます。