新米がおいしい季節 …「太らない」ごはんの食べ方

公開日: 更新日:

「これにより、食後に急激にインスリンを分泌する必要が減り、適切に血糖をコントロールできるため、肥満リスクが低くなる傾向があります」

 炊いたお米を冷やしてから食べるのも手だ。米の炭水化物はでんぷんで、「αでんぷん」と「βでんぷん」の2種類がある。

「生米はβでんぷんで、でんぷん分子がすきまなく並んでいるため、水分が少なく腐りにくく、食べても消化されにくい。ところがβでんぷんを炊くと水を取り込んで形がゆるみ、糊化したαでんぷんに変化します。炊飯したお米がやわらかく、みずみずしく食べやすいのはこのためです」

 αでんぷんが冷えると、再びβでんぷんに戻る。いわゆるレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)となって、小腸での吸収がしづらくなり大腸の働きを活発にする。いわば、食物繊維と同じような働きをする。

「夜は同じものを食べても血糖値が上がりやすい。炊きたてごはんは朝、冷やごはんは夜にお茶漬けにして食べるなどが良いかもしれません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ