末期すい臓がんの58歳男性「まさか自分が延命治療の対象になるとは…」
それでも冷静にお話を進め最終的には、延命行為は希望しないということ、そしてお母さまによる看取りにより、自宅で行うことに同意されたのでした。
仕事に精を出しこれからもっとビジネスを成長させるんだと希望に燃えていた現役世代の方が、思いがけずがんを発病することは、いまや珍しいことではありません。
私たちにできることは在宅医療の現場にあっては、ただ対話を通じてご本人や家族の疑問に答え、不安を解消し納得していただき、少しでも苦痛を取り除くことのみなのです。