【ハローライト】電球の「オン」「オフ」が元気のサイン

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 改良版は、電球をソケットに取りつけ、見守る側のスマホやパソコンが電球の点滅情報を受信できるように設定するだけ。電球の点灯・消灯で親が普段通り生活を送っていることがわかる。

「設置場所として一番多いのはトイレです。あらかじめ決めた時間(たとえば朝7時から夜9時までなど)の点灯情報を知ることができます。点灯の形跡がない場合は、見守る側へ異常の通知が送られてきます。見守られる側としては、監視カメラなら拒否感も持たれるでしょうが、電球ならいいと評価をいただいています。システムがシンプルなので息子さんや娘さんが親に説明してもすぐに理解してもらえます」

 ネット通販で購入の場合、月々の費用は495円。ここに初期費用1万780円がかかる。運送会社に申し込む方法もあり、こちらでは配達員が電球を設置し、見守りも行う、二重のサポートサービスが受けられる(別途料金がかかる)。

「一人住まいの高齢者の自立をサポートする一部の自治体さんとも連携していますし、ハローライトを高齢者のアパートやマンションの賃貸条件にする大家さんもいます」

 見守る人にしっかり伝わるこのライト(気軽な)な見守りは、これからますます必要とする人が増えそうだ。(つづく)

【連載】離れて暮らす老親へ 優しい見守りグッズ

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