子どもの「小顔」は歯並び不良、口呼吸、虫歯・歯周病を招く
口腔筋機能療法には「あいうべ体操」など口や舌を存分に使う簡単な方法がある。
鼻詰まりを起こしている場合は、耳鼻咽喉科での検査、治療が必須。毎日の鼻うがいもかなり有効だ。
■食事の工夫…大きめカットの肉や野菜がベター
第2は生活習慣、特に食事の改善だ。
「お子さんのあごや歯は、ちょっとした生活習慣の変化で良くも悪くも変わります」
具体的にはこうだ。
【かぶりつける料理】
「前歯でかぶりつけるものがいい。とんかつならあらかじめ包丁で切らないで、かぶりついて食べられる形で出す。食材は大きく切り、料理は大きい形に作る。ご飯は、お茶わんではなくおにぎりがいい。手で持って食べるものはかじりつく食べ方になり、前歯をしっかり使え、あごの骨や口回りの筋肉を鍛えられます」
【食中の飲み物はNG】
「食中に飲み物や汁物があると、飲んで流し込んでしまい、噛む回数が減ります」