(3)頭痛、全身倦怠感、めまいにはまず漢方薬…7割が改善

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 気象病にはどのような治療があるのだろうか。

「いろんな選択肢はありますし、患者さんの症状によって治療は異なります。当クリニックでは、頭痛や倦怠感、めまいを訴える患者さんにはまず五苓散という漢方薬を処方します。7割ぐらいの方が五苓散で症状が改善するという当クリニックのデータがあります」

 飛行機にペットボトルを持ち込むと、気圧の変化でボトルが膨らむことがある。

 気象病はたとえるなら、人間の体が気圧によるむくみのせいでこのペットボトルのような状態になっているということ。

 だから、余分な水分を排出し、むくみ改善の効果があるとされる五苓散が処方される。

「めまいの症状が強い方にはめまい止めの薬、頭痛が酷い方には応じた薬を処方する場合もあります。気象病は予防=治療となりますので、患者さんにはその方法も伝え、実践してもらっています」

 気象病の対策については次回に。

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