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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

セレブ子弟集まる青学初等部に残る“ボスママ戦争”の後遺症

公開日: 更新日:

■「ランドセル廃止」「通知表廃止」など改革を次々に実施

 初等部の一連の改革では「ランドセル廃止」や「通知表廃止」なども盛り込まれた。学習用具は教室のロッカーに入れておくようにして、ランドセルの代わりに手作りの肩掛けカバンで通学。必要な時だけ、教科書やノートを自宅に持ち帰る。装いを身軽にして生徒の負担を減らしたのだ。

 通知表をなくしたのは、テスト等の点数だけ見ても、細やかな対応はできないという考えから。日常的に生徒一人ひとりの成長をこまめに記録するようにした。学期末には生徒、保護者、担任の三者面談を行い、今後の課題を確認する。

「偏差値教育とは無縁の青学初等部と、自分の息子と他の同級生を比べたりしない三田寛子さんはまさにベストマッチ。自然と彼女のまわりには保護者たちが集まり、ママ友の輪ができていった。ところが、三田さんが学校に顔をあまり出さなくなるころから、保護者同士の和気あいあいとしたムードはなくなっていくんです」(前出・父兄)

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