石川県で頻発する地震は「北陸大地震」の予兆か? 専門家も“内陸直下型”を警戒
やはり大地震が近づいているのか。連日、列島各地で地震が発生している。4日も福島県と石川県で震度4、関東一帯で震度3の地震が起きた。さらに、3月31日には京都府と千葉県でも震度4を記録している。
地震が多発しているのは、「太平洋プレート」の活動が活発になっているのが原因だとみられている。3月16日に発生した「福島県沖地震」(震度6強)や、小笠原諸島の海底火山「噴火浅根」の噴火も、「太平洋プレート」の活発な動きに影響されたと推測されている。
■地盤が急速に変動
いま警戒されているのが北陸地方だ。石川県で地震が頻発している。今年に入ってから、有感地震発生は37回に達している。立命館大環太平洋文明研究センター特任教授の高橋学氏によると、石川県では地面が隆起するなど急速なスピードで地盤が動いているという。
「国土地理院が全国に設置している電子基準点の動きを観察すると、1カ月に横に4ミリ、さらに垂直には1週間に1センチも地盤が動いています」(高橋学氏)