ポーランド人青年が開発した「全地形対応救急トレーラー」が人道賞! きっかけは隣国ウクライナへの侵攻
ポーランドの青年が、戦場で負傷した兵士や市民をどんな地形でも後方搬送することが可能な救急トレーラーを開発。次世代のエンジニアやデザイナー支援・育成を目的に、ジェームズ・ダイソン財団が主催する「ジェームズ・ダイソン賞(JDA)」の特別人道賞を受賞した。
注目を集めているのは発明家のピョートル・トゥシュチュさん(27)が開発した全地形対応の救急トレーラー「ライフ・チャリオット(命の二輪戦車)」。
軽量なため、あらゆるオフロードでけん引可能。大きな2つの車輪には高性能サスペンションが付いていて凹凸が激しい地形でも、乗っている負傷者の振動を最小限に抑えるように設計されている。
ライフ・チャリオットは、車内のベットが担架になっていて、負傷者を担架に乗せて運び、そのまま車内にスライドさせる仕様になっている。
担架(ベッド)の両サイドには座席があり、医療従事者が乗り、病院に到着するまで救命治療をしたり、軽傷者を座らせて搬送できる。