スタバも使える電子クーポン3万円分は嬉しかったが…江東区長選の税負担1人367円に区民憂鬱
■約2億円の経費は江東区民の税金
区長選にかかった約2億円の経費は、「予備費」など江東区民の税金で賄われる。江東区の人口は53万9127人だから、区民1人あたりの税負担は単純計算で367円になる。江東区在住で中学生の息子がいる主婦は顔を曇らせる。
「区長選前に再選挙に多額の税金が投じられると聞き、とても憂鬱です。円安で卵やお酒の値段が上がっているのに、家族3人で1000円前後の余計な税負担が出るのは迷惑。そもそも公職選挙法違反で辞職した区長のために、新たな税金をなぜ使うのか納得がいきません。今年、江東区では、18歳以下の子どもを育てる家庭に向けて子ども1人につき3万円分の電子クーポンが所得制限なしで配られました。スタバやタリーズ、ウーバーイーツで使えて、Amazonギフト券やハーゲンダッツギフト券にも交換できる便利なクーポンなので、大切に少しずつ活用していますが、今回の区長選の再選挙で喜びが半減しました」
大久保新区長に落ち度はないが、厳しい視線を向ける子育て世帯の区民もいるようだ。