スタバも使える電子クーポン3万円分は嬉しかったが…江東区長選の税負担1人367円に区民憂鬱
12月10日、公選法違反事件を巡る前職辞任に伴う東京都江東区長選が行われ、無所属新人の元都職員・大久保朋果氏(自民、公明、国民民主推薦)が初当選を果たした。投票率は過去最低の39.2%。前回4月の区長選の48.86%から9.66ポイントも下がり、最も低かった2011年の45.75%を大幅に更新した。
江東区は前区長の木村弥生氏は、今年4月の区長選で初当選したが、選挙期間中に有料ネット広告を掲載した公選法違反容疑で東京地検特捜部の捜索を受け、半年余りで辞職した。過去最低の投票率には有権者の政治不信だけでなく、子育て世帯の“憂鬱”も影響したようだ。
江東区議の三戸あや氏が11月20日に投稿したXによると、今回の区長選の経費はおよそ1億9800万円かかると想定されている。選挙事務に従事する職員の人件費、選挙管理委員会事務局職員への手当、ポスター掲示板設置事業者への委託料など諸々を含めるとそれくらいの金額になるという。この投稿は1.2万回表示され、〈江東区に納税してる区民です。何で投開票するだけで2億円必要なんですか?〉〈本当に無駄な税金の使い方〉〈もったいですね。これを子どもの教育費支援に回してほしいです〉といった反響があった。