「角島大橋」が映画・CMのロケ地になる魅力は何? 八千代エンジニヤリングに聞いた
これにより、海の透明度を保つため環境への影響も最小限にとどめることもできたという。
また、橋の高さを波がかぶらないぎりぎりにするため、何度も波を観測して設計を行っている。ところが、角島に向かう途中にある鳩島を越えた部分に大型船舶が通るためアップダウンする箇所があり、工事中にこの場所に2倍以上の高さの波が襲っていることが判明してしまった。
「橋脚に波がぶつかることで異常な高さの波の発生源になっていることから、周辺に消波ブロックを置くことで解消を図りました」(担当者)
地元住民の悲願であった架橋はやりがいのある仕事だったと当時の担当者は振り返る。
東名高速の整備をはじめ、世界約150カ国へ社会インフラを提供する八千代エンジニヤリングは、日本が誇る技術者集団だ。