犬や猫の糖尿病は1型と決めつけず、インスリン投与量を調整する
当院の場合、糖尿病の診断が早期だと、インスリン治療によって、不十分だった分泌が回復。インスリン療法を休薬したり、完全に離脱できたりするケースも複数経験しています。離脱例では、食餌管理のみです。
インスリンの分泌が回復してくると、そのままの投与量では低血糖気味になりますから、そうなれば投与量を減少しながら、不要になるケースもゼロではありません。そうでなければ、やはり1型でインスリン療法が続きますが、いずれにしてもヒトと同じような細かなチェックが重要です。
(カーター動物病院・片岡重明院長)