投資家が歓迎するのは? 自民党総裁選を「先読み」「裏読み」する
財務省出身の候補者、元財務大臣が推す候補者etc、これらに対してはある意味、アレルギー反応を起こすかもしれない。株価が下落することで、新首相に「ノー」を突きつけるのだ。
■滝クリ関連が物色される?
その一方、自民党総裁選というのは、1回目の投票で過半数に届かなければ、上位2人で決選投票が行われるルール。そのとき「敗者連合」が成立し、「最初の投票で2位だった人が当選」という逆転劇もあり得る。場合によっては、死んだふりをした「旧岸田派」の動きがキーとなるかもしれない。
だから、投資家たちは、これら票の行方を先読み、そして裏読みする。「結果的に誰が勝つのか」をいち早く予想し、「買い」か「売り」かに賭けるのである。
だから、投開票日の9月27日の前後には、各種の思惑が交錯。相場が大荒れとなるかもしれない。
小泉氏が勝てば環境関連株。石破氏が勝てば軍事・鉄道関連株、河野氏ならば原発再稼働で電力株などなど。話に尾ひれ背びれがついて、トンデモ関連株も物色されるだろう。
「んっ? 滝川クリステル関連?」
果たしてそんな銘柄が存在するのか。でも、もし見つかれば、今のうちに買っておくのも手かもしれない。きっと良い「お・も・て・な・し」をしてくれることだろう。