「闇バイト」事件多発で“郊外戸建て離れ”…独居老人が「トクリュウ」に狙われないために
高齢者は特に、住み慣れた環境やコミュニティーを離れることへの抵抗感が強い。
玄関を含む数カ所でオートロックが設置された高級タワーマンションでも、後をつけられ侵入を許すケースがある。
「下見の際に狙われにくい家になるよう対策すべきです。犯人は自分たちの姿が記録されるのを嫌うため、戸建て住宅ならダミーでもいいので防犯カメラのほか、人感センサーで作動するライトやアラームなどの設置は有効だと思います。高齢の1人暮らしであれば、子供や近親者が知恵を絞って防衛すべきです」(長谷川高氏)
ハウスメーカーも、防犯対策を施したアパートの開発を進めている。末端の実行犯が捕まっても犯行自体がなくなることは考えにくい。自分の家は大丈夫だと思わないほうがいいだろう。