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髙橋裕樹弁護士

「すべては依頼者の笑顔のために」がモットー。3000件を超す法律相談実績を持ち、相続や離婚といった身近な法律問題から刑事事件、企業法務まで何でもこなすオールマイティーな“戦う弁護士”。裁判員裁判4連続無罪の偉業を成し遂げた実績を持つ。アトム市川船橋法律事務所。

2023年9月のサファリパーク事件で管理責任社ら書類送検…ペットの飼い主への警鐘に

公開日: 更新日:

 福島県のサファリパークで2023年9月に飼育員の男性がライオンに襲われ死亡した事件で、今月9日、園長や当時の管理責任者ら複数人が書類送検されたことが分かりました。

 この事件は特別な場所で起きたもののように思えるかもしれませんが、私たちが家で飼っているペットでも、管理を怠れば他人を傷つける事故を起こしてしまう可能性があります。そして、ペットが原因で人にケガをさせた場合、飼い主が罪に問われることもあります。

 今回の事件ではライオンが入った檻(おり)を施設管理責任者が適切に管理しなければいけません。にもかかわらず、おそらく不注意で檻の扉が開いた状態になり、それによりライオンが檻を出て飼育員を襲ってしまった状況かと思いますので、業務上過失致死罪の疑いがかかっているようです。

 この点については、ペットの飼い主にも当てはまります。散歩中にリードをつけていなかった犬が通行人に噛みついたりした場合など、飼い主の管理の不注意で相手にケガをさせてしまった場合には、過失致傷罪が適用される可能性があります。

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