グローバルモビリティサービス 中島徳至社長(1)大企業を3年で辞めて起業家へ転身

公開日: 更新日:

「最初は全然相手にされませんでした。リコーユーザーを担当する同期が羨ましかったですよ。どうして自分は、先輩でも歯が立たない他社ユーザーなのかと。会社は平等じゃないと悟りました」

 それでも足しげく通ううちに担当者の信頼を勝ち取り、見積もりうんぬんという話になる。その信頼を形にすべく、なるべく客に有利な条件でまとめようと上司に掛け合うが、利益が絡むことゆえ、そう簡単にはウンと言わない。しばらくは、その板挟みに苦しんだという。

「いくらお客さんにいい顔をしても、会社で信頼される人間にならないと物事は進まない。仕事においては、いかに周りを巻き込んで、理解してもらうかが大事だと学びました」

 3年目でようやく努力が実を結び、営業成績でも結果を出せるようになった。しかし中島は、4年目を待たずに退職。理由は、大企業ならではのジレンマだった。

「仕事は楽しかったのですが、入社後知った、閉ざされた中でつくり上げられるキャリアパスの存在を知り、頑張ったその先の将来に不安を覚えてしまったのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる