皇道派系軍人で戦況を変えようと考えた近衛文麿の恐怖の感情
![硫黄島に上陸した米軍兵士たち。日本軍の猛反撃に一進一退の攻防が繰り返された=1945年2月19日(米軍提供)](https://admin.nikkan-gendai.com/img/article/000/319/532/5c12663ee88efac09209a3d62f3b31ca20230303131507638_262_262.jpg)
この戦争の敗戦はそのまま共産革命につながっている、というのは誰が書いたのか。むろん近衛文麿が天皇に差し出した上奏文だから、近衛の責任で書かれたことになっている。近衛のような貴族階級には、こうした恐怖の感情があっただろう。軍人の単純な歴史観、暴力で事の解決を図る思想や哲学は、共産…
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