「YOSHIKI」の次は「カダフィの娘」かたり…ロマンス詐欺で逮捕された女は“マネロン要員”
調べに対し、林容疑者はいずれの容疑も「X JAPANのYOSHIKIさんから『仕事を手伝ってほしい』というメッセージを受け取り、指示されて振替の仕事をしていただけです。口座を管理する役目を担っていた」と否認している。
実際、林容疑者は主犯ではない。23口座を管理し、昨年11月~今年3月にかけ、男女8人から800万円以上の振り込みがあり、それぞれ数千円から数万円の報酬を受け取っていた。
「カダフィの娘やYOSHIKIをかたって被害者にメッセージを送っていたのは黒幕で、林はメッセージの内容までは知らされておらず、マネロンをしていただけとみています。YOSHIKIをかたった一件で入金先の林の口座を調べたところ複数の名義人から振り込みがあった。振り込んだ本人に確認したら、『カダフィの娘を名乗る人物にだまされた』ということだった。それでYOSHIKIをかたる詐欺も国際ロマンス詐欺も、同じ連中が背後で糸を引いていることが分かった。ヤツらは相手によって、両者を使い分けていたようです」(捜査事情通)
林容疑者もまたYOSHIKIファンのひとりで、昨年、SNSで知り合った人物をYOSHIKIと信じ込んでいた。(YOSHIKIの)ファンじゃなかったら、やっていない」と供述していることから、林容疑者自身も完全にYOSHIKIの成り済ましに丸め込まれていたのだろう。